ギターギター 100

この連載も気が付けば100回を迎えてしまいました まだしばらくは続きますので、もう少しお付き合い下さいませ

さて、昨日から紹介している「ヨーマ・コーコネン」と「ホット・ツナ」ですが、このユニットのサウンドには2つのキーポイントがあります

まずヨーマのギターサウンド・・・このライブ盤に収録されている音を聴いて私はすぐに「これはギブソンの音だな」・・・と理解しました 独特のゴリッとして膨らみがないのだけど何ともいえない泥臭いブルージーな音 その音にハマってしまった私はどうしてもギブソンのギターが欲しくなりました しかし、当時は貧乏学生の身・・・その頃で20万以上はしたギブソンギターはとても手が出ませんでした

しかし、運というものはあるのですね ちょうどその頃、ある知り合いから「よかったらこれを引き取ってくれないか?」と見せられたギター・・・それはなんとギブソンの「SJ」というモデルでした のちにアメリカの人気シンガー「シェリル・クロウ」が愛用していて「シェリル・クロウモデル」とまで言われてるやつです それが確か5~6万円でいいというので、なんとか工面をつけてやっと自分のものにしました

ところが、困ったことがおきました このSJモデル・・・全然鳴らないのです!! 音も小さいし低音なんか全然迫力が無くスカスカした音。。。それまで使っていたSUZUKIのギターより明らかに見劣りする音でした ところがある日・・・吉祥寺にあった「のろ」というライブハウス そこで数日前にライブをした私が酒を飲みにその店を訪れると店内から「ホット・ツナ」とよく似たギターの音が聴こえてきたのです 店内に入って私はちょうどそこに居たマスターの加藤さんに訊きました 「この音・・・誰?」 するとニヤっと笑って彼は言いました「矢島くん、君だよ」

マイクを通して録音した僕のギターはまさに「あの音」だったのです・・・


すみません、話がわき道に反れっぱなしで今日は長くなってしまいました(笑)

「ホット・ツナ」のサウンドのキーのもう一つは・・・次回で

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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