あれ、あれ、あれ？ なんだか今日はそういいたくなってしまうような組み合わせのペンギンハウスライブの出演者 では今日のライブレポート
ペンギンハウスライブ今日最初の演奏者はありなだ＆ハナコ
本来はギターボーカルの”なだのきよしき”にギターの有田、それにパーカッションのハナコというメンバーのこのグループ・・・ところが有田が急な体調不良で欠席となってしまった それでは今日は２人でやるのか・・・ すると今日の対バン「Pan- T」のメンバーに小西弘人（スチールパン）と田中裕之（ピアノ）が居た そこで急遽この２名が２曲だけゲストで参加することになった おまけに客席には桐野カオル（ボーカル）も来ている この３人が加わると・・・おや！ そうなのだ これは正しくなだのきのもう一つのユニット「半PEKO」のメンバーなのだ 思わぬところで久しぶりの彼らの演奏を聴けることになって、客席も大喜び なんだか今日のライブが想定外のほうへ動き出した
２番目に登場したのはミノルBグッド すでにかなり暖まった客席を彼が見逃すわけがない すかさず即効性のあるジャブのような曲で攻め立てる 客席はあっという間にノックダウン どｐの曲にもすかさず掛け声や合の手が入る なんかこの盛り上がりは尋常じゃない 軽いフットステップでミノルは客席にもどんどん出てくる 店全体がもうステージだ
そして３番目に登場するのはPan- T 小西と田中の２人はすでにもう暖気運転を済ませてエンジン全開 そこにホリグチのショットの強いドラムと安威の滑らかで芯の太いベース・・・ジャズなんだけどそれよりかなりガサっとしたネイティブさを抱えた音がどんどん出てくる 出し惜しみなんてこれっぽっちもない 最初から大盛りなのだ 曲の最後に仕掛けてある奇妙なブレイクもこのバンドならではのお楽しみだ 本当に楽しんでやってる・・・それが客席にダイレクトにやってくるのだ
４番目に登場するのはＤＢＳ3 ギターのハラがステージに立ちマイクに向かって思わずこう呟いた 「なんか・・・年末みたいだなあ」 そうなのだ、僕もそれを言いたかった 何しろ今日の出演者メンバーはもう全員お互いのことをよく知ってる仲だ とくに「小西」「田中」「ハナコ」「堀口」・・・とくればこれは毎年年末に必ずイベントをしている「グレナデン｣のメンバーなのだ ここにあと「シラコ」が居たらねえ・・・そう言ってたら・・・本当に来た！ なんだかペンギンハウスはすっかり「年末モード」になってしまった そしてＤＢＳの演奏はこれまた最初からフルスロットル！ いやあ、福島のドラムロール・・・スゴかったなあ～ インストバンドで盛上げるのに関しては彼らもPan- Tに負けてない これはもう強烈なストレートパンチのラッシュだった
そして今日最後の演奏者は石田幹雄 これまでの出演者が盛上げるだけ盛上げてしまったあとに登場した彼・・・しかしそこはやはりじーんと染み込んでくるようなアコースティックなサウンド 最初は少しざわざわしていた客席もすっかり静寂になっている そこに石田のピアノが本当に染み込んでくる ちょっとだけ疲れが逃げていく・・・思い起こせば今年も色々あったなあ～～・・・いやいや、まだ３月だった！
そして最後ちらっと時計を確認するとやおら弾き始めたのはモンクの「Blue Monk」だ 思い切りドライブするリズム・・・思わず客席から手拍子が起きる 僕もここのライブで彼の演奏をずうっと見てるけど・・・手拍子が起きたのは・・・初めてかもしれない
ああ･･･今年もいい年だっ・・・いやいやまだ始まったばかりだよ
今日のオムニバス動画です
高円寺ライブハウス ペンギンハウス
