今日、ペンギンハウスにまた新兵器が登場した と言っても僕専用のことだけど、サポートスタッフのヤマノくんが「これ、よかったら使ってください」とパソコンのモニターアームをわざわざ持ってきてくれたのだ これが大変優れものでステイ」に取り付けられたアーム(本当に人間の腕のように3段階で曲がる)を使うと今まで置いていた場所から一気に目の前PA卓の手前まで持ってくることが出来る これ便利だわあ 今までもミキサー卓をオペレートしながらTwitterで呟いたりしてたのだが、その場合キーボードは手元にあっても画面ははるか左にあり横目で睨みながらの作業だったので目がむちゃくちゃ疲れたしミスタッチも多かった これはいいわあ・・・楽だ~
さて、今日のライブの話に行こう 今日最初の出演者は先月に続いて5人編成の たゆたう キーボードを含めた4リズムに女性ボーカルが加わる まだ若い彼らだがなかなかしっかりした演奏を聞かせる そしてボーカルの女性はちょっと黒人っぽいような声を持ったなかなか上手いシンガーだ もっとオリジナル曲が増えたらいいユニットになるだろう
その次はインストユニットが続く まずはギタリスト木下徹を中心にしたカルテット メンバーは渡邉英一(g)ALI(b)恒川久徳(ds) 演奏ナンバーはジョン・スコフィールドやハンコックの曲などもやったがこの4人はとにかく上手い!かなりトリッキーでスリリングな6/8のラテンっぽい曲やハードな16ビートの曲でも・・・この人たちにかかるとまるでいとも容易くやってしまうようで・・・それにしても皆さん凄い技者だ!それにも増して木下ギターは本当に多彩なサウンドポケットを持っている 次に何が出てくるか・・・予測不能だ!
その次に登場するAZMARI ドラムは石田幹雄とも組んでいる大路貴久だ 前のバンドが木下の発するオーラのせいかどちらかと言うと「ラテン」っぽい空気を感じさせたのに対してあえて言うと「北欧」かな・・・透明感が溢れるような演奏は3人ともがそういう感性なのかなと思うのだが、特に大路ドラムはどこか「和」の空気感を感じさせる あの間のとり方とか・・最高にヒートアップした時でもどこかが冷却している・・・彼らの演奏を聴いているとそんなことを考えてみたりする 最後の曲のエンデイングでも本当にフェイドアウトの最後の線香花火がすうっと消えてゆくような感じ・・・これはたまらなくいい感じだったなあ
そして、今日の最後だけは生粋のロックユニット BASTETの登場だ 前回の彼らの出演のときは僕が休みだったので久しぶりに聴くがボーカルのカイラの決してむちゃくちゃ上手いとは言えないでも勢いのいいギターと彼のハスキーで高音がいい感じで伸びるボーカルそれに山下&岡田の2リズムが合わさるとそこにはいつも極上のロックが生まれる カイラの声って本当にロックを歌うためにあるようだ! ハードでノリのいい曲もそうだが、意外とスロウなバラードがこのバンドはいいのだよね 今日もたっぷりと聴かせてくれた 沢山の上質な演奏そして最後はロックスピリットが噴出して・・・ペンギンハウスの床はもう水浸しだ 今夜もまた誰かがビールを床にこぼす(笑)