ふと、思い出す     1日

とうとう11月になっちゃったねえ 5時を過ぎるともう外はずいぶんと暗くなってくる 冬の来るのももう目の前なのかも知れないね 僕もそろそろ八ヶ岳の自宅の冬支度をしに帰らなければならない 毎年もうずうっとこれは僕の仕事なのだ
さて、今日のペンギンハウスライブはバンドはゼロ ほとんどは弾き語りか多くてもDUOの出演者ばかり、それもここのお馴染みのメンバーばかりだ 最初の演奏者は弾き語りの吉田雄吾だ 毎回「過激」と言っていいくらいの激しいステージパフォーマンスを見せる彼は今日も烈しかった いつも驚くのは出演のたびに新曲を必ず用意してくることだ 相変わらず「多作」のシンガーだ ところで、今日はいつも持ってくるガットギターではなく、なんとMartinのそれもD-28を抱えての演奏だった D-28といえばその出音の大きさには定評があるが、それでなくてもいつもアグレッシブにかなり烈しい音を出す雄吾にこのギターは「危険」だ! そのパフォーマンスを見ていてふと僕は思い出した 70年代の末に観た遠藤ケンジのステージングだ それに匹敵するくらいの激しさを今日の雄吾は見せてくれた エンケンもMartinを弾いていた D-35だったけど すごい音だった アコギでもロックはできる!僕にそう確信させてくれたのがエンケンだった

次に登場したのはつい一昨日も演奏をしていたあさのおよぐだ 今日もJCのアンプをステージの後ろに向けてかなりの音量でギターを弾くおよぐスタイルはなかなかいい効果を出しているようで今日も伸び伸びと・・・気合が入った歌い方だ アンプの音はステージ後ろに壁にぶつかり壁全体が鳴っているような感じだ これこそまさしく彼が追求するパンクかも知れない 今日の演奏は本当にパンキッシュだったかもしれない まるでジョニーサンダースみたいに(?)

その次に登場するのは2人組・・・といえば そう、ウシトラだ およぐの作り出したパンクな空気を吸い込んだかどうかは知らない 元々パンクとか言う以上に彼らの演奏も重量感のあるアグレッシブさから成り立っている 演奏前にいきなり上半身裸になるフジイ、そして突然絶叫のような声をあげて発声練習(?)をするカタヒラ その二人のグルーブがひとまとまりになるとまさにウシ+トラのような重量感とスピード感が発生する そのまま怒涛のように突き進むのかと思うと途中で最近は必ず行われるフジイのパーカッションソロ 今日の彼は自分で持ってきた小さなパーカッションを客席に配り全員でパーカッションをやるという演奏・・・盛り上がったが・・・闇の中で股間にパーカッション挟んで叩くその姿はちょっと「ヤバクないかい?」ははは 縄文人を思い出すなあ・・・フジイの顔つきはまさしく「縄文人」そのままだ

ここまでの3組がどれも烈しくパンキッシュな演奏だったのに対して、最後に限りなく物静かで繊細な世界を持つシンガー 宮崎悟が登場する Larriveeのギターを静か~に弾きながら歌うというより呟くように聞こえる彼の歌世界は都会の雑踏の中でつい聞き逃してしまいそうな重要なメッセージが込められていると思う わかる人にだけわかればいい・・・そう彼は言いたいのかな ほかの誰もが烈しく声を荒げて叫ぶところを彼はちょっと照れ笑いを浮かべながらぼそっと聞かせてくれるのだ 聞いてる皆が思わずその呟きを聴くために身を乗り出してしまう こうい歌い手が今から7年ほど前まで一人居た 宮崎悟もリスペクトするシンガー・・・故高田渡だ こんなうそ寒くなってくる季節の夕暮れ時 吉祥寺の「いせや」に毎日居たが・・・今ではその姿も見れなくなっちゃったね そうかあ・・・もう7年以上経ったんだねえ

・・・高円寺ライブハウスの夜はふけていった・・・

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