誰にでもわかるPAの話 序章(前)

みなさん、今日は!

僕は高円寺にあるライブハウス「ペンギンハウス」の店長でPAを務めているジミー矢島です。 僕がここのPAを担当するようになってもうすぐ7年になります。 その間、どれだけのミュージシャンさんの音響を担当したか・・・僕が毎日ライブのあとに書かせてもらってる「ライブレポート」が、今日(2019/2/20)現在で
「2172」回になるのでその日数に平均して毎日4組ぐらいの出演者さんの音を担当させてもらってるので単純に計算すると「8688回?」・・・今振り返ると気の遠くなるような数ですね(笑)。

そして、今だから正直に告白しますが・・・実は7年前、はじめてこの店のPAを担当することになったとき・・・僕はPAの経験はほとんど無し・・・つまりずぶの素人だったのです(汗)。

そういう学校に通ったわけでもないので本当に何もわからないまま、いきなりこの現場に飛び込んでしまったのです。

最初の頃はもうズタボロでした! しょっちゅうミスはするは、演奏者さんからは「こんな音を作られたら演奏なんてできない!」「ペンギンハウスのPAも最悪になったな!」などとお叱りや悪口を散々言われ叩かれながら、必死になって模索して・・・なんとかここまでやってこれました。

今では「ジミーさんに音作ってもらうとすごくやりやすい」「気持ち良く演奏が出来た」などというお褒めの言葉もたまにいただけるようにもなりました。

まだまだこの世界は奥が深くて僕もまだ修行中だと思ってますし、PAというのは毎日毎日その現場で違うことや想定外のことが起こります。

たとえば、今は「SOUND CRAFT」のデジタルミキサーを導入したお陰でそのミュージシャンさんのオペレートデータを記録することが出来るので、ボタン一発押せば瞬時に前にやった記録がそのまま出てきます じゃあこれさえあれば・・・つまり誰でも簡単にいつもベストの音を作れる!・・・
そう思われるかもしれませんが、ことはそんなに単純では無いのです。
僕は毎回そのミュージシャンさんのデータを呼び出したあとに、それを元にもう一度音を作り直します それはなぜか?(後半に続きます)

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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