誰にでもわかるPAの話 ,9

『PAって何? 4』

さて、アナログレコード・・・僕もいまだにかなりの枚数のアナログレコードを持っています。残念ながら今はレコードプレイヤーを持ってないので聴くことができないでいますが、以前たまたまあるきっかけで同じ音源をアナログレコードとCDで聴き比べてみてその音の違いにびっくりしました。アナログレコードには同じようにみえて実は音の「深み」がまるで違うのです。喩えると普通の画像と「3D」の違いくらいありました。

さて、このアナログレコードとプレイヤ-はどうやって発達してきたのでしょう。

レコード・・・その意味は元々「記録する」です。つまり発生した音を何かに留める・・・そしてそれを世界で最初に作ったのがあの有名な発明家エジソンでした。

最初のレコード、そしてプレイヤーはこんなものでした。最初のときのメディアは「蝋管」・・・つまり円筒状のパイプの表面に蝋を塗ったものでした。

なるほど、確かに「記録」することは出来ますが、これでは音楽を録音再生するなんてとても無理ですね(笑)。


そしてその後、さまざまな研究や開発がされてやっと音楽を録音して再生することができるものが出来上がりました。今でも「SP盤」と呼ばれる合成樹脂を使った再生メディアと録音再生機器の登場です。ここにアップした動画で使われているのは初期の「蓄音機」です。うそのように巨大なラッパが付いてますね(笑)大きな音でしかも低音もちゃんと再生するにはこの方法しか無かったからです。この当時のままだったら「電車の中でお気に入りの音楽を聴く」なんて不可能でしたね! さて、この蓄音機はまだ電動ではありません。レコードが載っている箱のようなものの右側にハンドルが付いてますが、これを回すとバネみたいなものが中に入っていてある程度の時間一定の速度でレコード盤を回すようになってたようです。だからそれが弱まってくると回転が落ちてきて、音も「イ~~ウ~~オ~~ン・・・」と下がってしまったそうです。

ではこの音をどうやって録音し再生していたか・・・そのメカニズムを次回は説明しますね。

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