泥窪CD制作こぼれ話 5

昨日の泥窪のレコ発ライブは大勢の立ち見ができるほどの大盛況で本当に盛り上がっていい感じ032で終わった

考えてみれば4月から始めた彼のCD製作の一連の作業の昨日が集大成みたいなもので

終わってみたら僕の肩から大きなものがやっと降りたような感じがして本当にホっとしている

この「こぼれ話」も今日で最終回にするが、実際に録音現場でどんなふうにやっていたかのお話をします

まず、今回のレコーディングでは僕がドラム以外のほとんどの部分を担当することになっていたのでマルチレコーダーを使ってのトラック作成作業から始めた

最初にベースの音入れ 元々僕はベーシストではないし人前で弾いたことない 本来なら誰かちゃんとベース弾ける人たのめばいいのだが、予算も時間の都合も難しい・・・ということでとりあえず弦だけは事前にラウンドワウンドからフラットワウンドに取替え、なるべく柔らかくて暖かみのあるウッドベースに近い音を出すように気を使った

ギターは今回はアコギが「SAKATA」「TAYLOR」「STAFFORD」の3本、サカタがメインだが「恋し002てカラムーチョ」のリードでは「マカフェリ」っぽい音が欲しかったので前に泥窪に売りつけたスタッフォードを使った

「ハングライダー」では久しぶりに復活したテイラーを使った このパツンとはじける音がやっぱりこの曲には合ってると思う

エレキはセミアコの「IBANEZ LR-10」と「FERNANDES」のストラトモデルを使ったストラトイバニーズ

最初はアイバニーズだけでやろうと思ってたのだけど、どうしてもニュアンスが上手く出なかった「ピラニア」のリードはストラトのフェイズスイッチを使った音がぴったり!「ストラトって便利だなあ」・・・とつくづく思った次第で・・・

ベース、ギターの音入れが済んだところで瀬山研二に来てもらってドラムの録音を046

今回はフルセットで叩いてもらったのが「いちじく」「泥棒」の2曲 あとはスネア中心の3点セットでやってもらった ありがたかったのは彼が事前にちゃんと全曲おさらいをしてリズムパターンを作ってきてくれたことだ お陰でほぼ全曲ワンテイク、一日で終了できた 彼のドラムは本当に音色が綺麗だ

そしてオケが完成、いよいよ泥窪の歌入れの作業 これは色々な邪魔な要素を排除するためペンギンハウスの営業終了後真夜中に行った(協力してくれた亜郎さん、ありがとう!) 冷蔵庫や換気扇、柱時計・・・すべての音源になるものをシャットダウンして

曲によっては4~5テイク録った曲もあったがわりとスムーズに・・・今回の泥窪の意外な集中力と持002続力の強さには皆が驚いた

すべての歌入れが終わって外に出たら・・・完全に夜が明けていたっけ

そのあとのトラックダウンからマスタリングの作業と・・・もう気の遠くなるような時間と労力だったけど

まあ、いいものが出来たと思うよ ゼヒ聴いてくださいね 泥窪曰く「ジミー矢島の遺作」だそうだから(笑)

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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