さて、休み明けはやることがいっぱいある 今日は一昨日のライブでトラブった自分のギターとアンプの調整なんかもしてたから本当に朝からペンギンハウスにいる
さて、今日のペンギンハウスライブは多種多彩って言ったら普段からそうなんだけど今日はなかなかすごかったよ
まず最初に登場したのはペンギンハウスには初登場の4人組ユニット vo,p ,b ,dsのミーコ&ラス・プエルタスだ 名前を聞いてなんとなく想像する方もいるかも知れないが、そのとおり!
ずばりラテン・・・それもかなりオールデイズなスタイルだった 送られてきたプロフィールには「私たちは高年齢でみんなベテランです」・・・としか書かれてなくて資料もなかったのでどんな演奏をするのか、はたして「ベテラン」ってどういう意味で使ってるんだろう・・・期待と不安を交えながら今日を迎えた
そしてやってきたメンバー なるほど、皆さん失礼かもしれないがかなりの高齢(僕以上?)のようだ ステ-ジにメンバーが入りリハが始まる そしてボーカルのミーコが歌いだした
その声を聴いた瞬間、僕はやられてしまった!
すごいいい声そして素晴らしいボーカリストだ いやあ参ったな まるで「ヴェナビスタ・ソシアルクラブ」を観ているみたいだった 他のメンバーも抑えた演奏だが実に上手い この人たちプロ?
いやあ、本当にどこかのナイトクラブで演奏していてもおかしくないくらいの実力 とにかくミーコボーカルがすごかった いやあ、高円寺のライブハウスがまるで銀座のナイトクラブになったみたいだったよ 正直ちょっと鳥肌立ったもんね ナンバーも「コーヒールンバ」や「キサス キサス」「ベサメ・ムーチョ」なんて僕の世代には懐かしすぎる!
そしてミーコさんが(とてもチャーミングで色っぽい人だった)意外なことを言ってくれた
「いやあ、私たち憧れの中央線のライブハウスではじめてライブするんですよ」 とても嬉しそうに
お住まいをうかがった・・・世田谷だそうだ え?憧れるのはこっちのほうだよ(笑)
さて、2番手は同じくラテンのスタイルを持つインストグループのエソギエだ 同じラテンと言ってもそこは年齢差 かなり16ビートが立ったダンサブルでロック寄りだ 当然グルーブは強い
彼らは先月も出てくれた・・・いや、正確に言うと「先週も」だ(笑) 実はリーダーの山中ヒデ之が勘違いをしてこんなに近い予定に気がつかなかったそうで・・・さすがバンドマン!
でも今日のエソギエもゴキゲンだった それにしても玩具の「鉄琴」持ってくるとは・・・意外といい音してたな・・・しかし、どんどん小道具が増えるよ・・・どうなってくの(笑)
そして、3番目からはがらっとカラーが変る 気がつけば客席もいつの間にかすっかり入れ替わっていた そしてローリング・ストーンズを出囃子にステージあがるのは 悪たれ小僧のようなロッカーRabbit Fighter礼乃助だ 僕が病気で休んだりしてたので彼に会うのも久しぶりだが、僕の健康を心配してくれた・・・いいヤツだ そして、久しぶりの彼には助っ人が付いていた
今までずっとソロでギター1本で(それでもすごかったけど)やってた礼乃助にドラムがついた
ステージではなぜか仮面をつけてる(キモサベ?)がなかなかイケメンのドラマー・・・しまった、名前を聞き忘れた これが加わることで彼のグルーブがまたさらにブーストされて、もうまるでアメリカ南部のBARで聴いてる地元のバンドみたいになってた カッコいいぞ! あとはもっと自信を持って堂々と図々しくやりなよ それくらいの力はあるんだから
そうそう 「図々しい」といえば・・・あ、違った 「図太い」か・・・まあ同じようなもんだね(笑) いや褒め言葉で言ってるんだよ! そう、この人 ミノルBグッドが今日のトリだ いやあ、ここまですごい道のりだったような気がする
彼の「強さ」や「持ってっちゃうパワー」についてはよくここで触れてるが、前回たこボーの企画した「オクトパスガーデン」では珍しくストイックに真面目に(いやいや、いつでも真面目なんだけどね)演奏していたミノルだったが今日はさすがにソロだとまたいつものあの「やんちゃ」が顔を出す
今日はどちらかというと「ロッカー」としてのミノルより「シンガーソングライター」としてのカラーが強い感じだったけど彼の歌にはけっこうほろっと来るような曲やしみじみとした曲も多い
今日最後近くに歌った「アリさんとキリギリス」・・・聴きながらさっきリハ前に礼乃助夫婦と交わしていた会話なんかを思い出してしまったよ(笑) 本当 俺たちキリギリスだよなあ・・・たまにアリだけど(笑) 今日はなんかミノルに元気もらったなあ~
高円寺ライブハウス ペンギンハウス