今日のペンギンハウスライブは全員弾き語り・・・最近本当に”ソロ”のミュージシャンが増えたってのはうちだけ？・・・かな
さて、今日最初の演奏者は 田中彰己 先日石田幹雄とのコラボライブペインティングをやった彼が今日は演奏のほうで登場
マイルス・デイビスにあこがれて（？）長かった髪をばっさり切ってしかも”パンチパーマ？”
ちょっと「強面」になった彼だが曲は彼らしい繊細な表現で進む 「ミッシェルガン・エレファント」のカバーで始まったステージ 心をかきむしるような歌い方は「生きている」という崖っぷちに彼がいつも居るということの”証”だ
2番目の演奏者ははるばる愛媛県からやってきた スズキリウイチ だ
と、言っても今年の前半までは東京に居た彼 現在は瀬戸内海に浮かぶ「中島」という島で「みかん農家」をやっているのだ 東京には「帰省」したときに演奏する・・・いいなあ
そんな”のどかな”環境に暮らしていても彼の音楽は相変わらず”尖って”いて”殺傷力”のあるスタイルに変化はない・・・いや、むしろより「進化」しているような気がする
前回は旅の都合でアコギでの演奏だったが今回はベースを持って・・・この”ドッスーン”という重量感そこにあの”気違いじみた”ループやエフェクト・・・いやあ、パンキッシュでいいねえ
そして、歌うというよりは叫ぶといった感じのまるで「暗黒演劇」のようなステージング
わざわざ愛媛から、よく来てくれた・・・またよろしく！だね
そして3番目の演奏者は Heart of Silver solo もちろん弾き語りのソロシンガーだ
今日は最初の1曲だけをエレキで、あとはずうっとアコギを弾いての弾き語り
中盤まではわりと穏やかな曲が多かったが、最後の方でアコギにエフェクトをかけて思い切り”歪ませた”ギターサウンドでR&Rっぽい曲を・・・このサウンドが本来の彼らしいなあと思った
アコギの音ってうまく歪ませるととても重量感のある迫力音になるね このサウンドよかったなあ
そして最後に登場するのは女性・・・そう、藤原愛 だ
ステージの中央にすくっと立ち・・・静々とピアノに向かい・・・椅子に座って・・・一礼 そして始まる
まずは「ヨッパライ帰り道」から始まる ここまではいつものステージだが、ここでトップで演奏した田中彰己が”ライブペインティング”で参加する
そう、先日の石田幹雄に続いて今日は藤原愛とのコラボだ
田中が加わって藤原は長いインストを弾き始めた う～ん、いいねえこれ
聴きながらちょっと「ジョージ・ウィンストン」みたいだなあ・・・そう思った 新鮮な展開だ
そして曲の進行につれて絵がどんどん変わってゆく・・・今夜の田中彰己はどこへ行くのだろう
最後の曲が終わった 二人して一礼 描き上がった絵を見た とても肉感的で優しい絵だった
