ことばの持つもの    24日

台風がのろのろと南の沖縄あたりをうろついている今週・・・明後日土曜日がどうにも心配なのだが、今日小雨のぽつぽつ降る東京 高円寺のライブハウスには言葉の雨粒がぽつぽつ垂れる

最初の演奏者は コーヘイフジノ 彼の歌はとても悲惨や暗さのあるテーマが多いのだが、それを明るく颯爽とやる・・・その”芸風”がコーヘイフジノの特色だ

今日も炸裂していたよ・・・でも「ぽんこつ音頭」とか「銀行強盗」とか・・・聞いてて心が浮き浮きしてくるのだよね

そして彼の歌のの歌詞・・・「考えて・・・考えて・・・どうしようもない絶望も/考えて・・・」

2番目の出演者は コイズミツトム とても緻密な曲作りと演奏をする彼の歌は1曲1曲が丁寧な仕事をする”職人技”のような手触りを持っている

その手触りは彼自身がひとつひとつ確かめたものなだろう 深夜にひっそりと彼が聞き耳を立てているものは・・・こんな歌詞が聞こえてくる

「・・・夜更かしそそのかす/悪いダミ声・・・」 う~ん、このRadio Stationtoinという 曲・・・いいなあ

3番目はこの人 地味KEN

このところ連続してペンギンハウスに登場している彼の歌も続けて聴いてると「おやっ」と思うところを見つけてそれが”新鮮さ”を生み出していた

「俺の街」という曲の中に出てくる歌詞・・・「少女が配る/たった2枚のはかない幸せ」・・・う~んこの歌詞、気になる・・・

最後の演奏者は 谷口マルタ正明 だ

ペンギンハウスにはもうずうっと出演している彼だが、ここでのライブは久しぶりだ

あのボロボロのアコースティックギターは健在だった 久しぶりに聴く彼の歌はやっぱり鮮烈なショックをくれる

演奏の間のMCも面白かった・・・インドでのツアーの話しとか・・・面白かったなあ

彼の歌でも僕がすごく気に入ってる曲・・・その歌詞の一番の山場・・・

「朝眼が醒めるその時に/僕は消えたい」・・・この「消えた~い~・・・」のところで僕はいつも目一杯リバーブをかける

ここにマルタの世界があるんだよなあ・・・いやあ、言葉も音もすごく刺激だあ

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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