一枚のDVD

昨日ペンギンハウスに出演したシンガーの寺田町氏からDVDを頂戴した

タイトルは「風が吹いてて 光があって」 という

2011年から12年の間に彼がツアーで回ったその現地でのライブのもようやツアーの風景などが収められた50分ほどの作品だ

撮影したのは加藤仁史という写真家 画面はすべてモノクロで撮られている

演奏者は寺田町に加えて 瀬尾高志(wb)、喜多直殻(violin)、橋本潤(eb)そしてペンギンハウスではお馴染みの石田幹雄(p)など

演奏している場所はさまざまだ ライブハウスだったりバーのようなところだったり・・・時にはマイクのないところでも・・・

そしてその演奏に挟まれるように彼の旅先の風景が織り込まれている 街角だったり路上だったり港だったりどこかの島だったり・・・それは彼、寺田町のずうっと歩み続けている足跡のほんの一部なんだろう

あの歌うときとまったく同じしわがれた声で彼は語る・・・「たとえば東京ドームで年に5回ぐらいしか演奏できないんだったら、俺は小さいところをたくさん回りたい そういうところに観に来てくれる人たちのために・・・」

モノクロの画像は映し出すひとつひとつのものにすごく深い理由があるんだというような気分にさせてくれる たとえばバーのカウンターにぽつんと置かれたグラスでさえ

もしかすると寺田町というシンガーはそういう目でものを見続けているのかもしれない

いやあ、いい作品だった 僕も・・・ほんの少しだけれど・・・また旅がしたくなってきた

寺田町さん・・・ありがとう

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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