僕のブルースマン列伝 11

今日紹介するブルースマンは ロゼッタ・サープ Sister Rosetta Tharpe

いや、正確にはブルースマンじゃない ゴスペルシンガー それに名前で判るとおり女性だ

1921年3月20日にアーカンソー州コットンプラントで生まれ、1973年10月9日にペンシルヴェイニア州フィラデルフィアで死去しました。6歳の頃から、ホーリーネス教会の巡回説教師だった母に連れられて集会所を廻り、ゴスペル歌っていました。1938年にはキャブ・キャロウェイとコットン・クラブで共演しました。同年にデッカと契約し、メジャー・レーベルと契約した最初のゴスペル歌手となり、「Rock Me」でゴスペルでは最初のミリオン・セラーを記録しました。1940年代はラッキー・ミリンダー楽団を帯同しゴスペルとジャズを歌います。1947年には自作したブルース形式を持ったゴスペル曲「This Train」や、ゴスペル歌手でありピアノ奏者のメアリー・ナイトと組んで歌った「Up Above My Head」で絶大な人気を博しました。ビック・ビル・ブルーンジー風の緩急自在のギターと、表情豊かで力強い歌には、思わず引き込まれます。その後、アメリカに留まらずヨーロッパにも巡業しています。
マヘリア・ジャクソンは『ブルーズは絶望の歌、ゴスペルは希望の歌』としてゴスペルだけを歌うようになりましたが、ロゼッタ・サープはクララ・ロードに先駆けてコスペルをナイト・クラブに持ち込み垣根を越えて活動したのです。

なぜゴスペルシンガーであった彼女を僕が「ブルースマン列伝」に紹介するか・・・

その理由はこれを見てもらえば・・・わかるかな


とにかく初めて彼女の演奏をレコードで聴いたときはぶったまげた

なにしろ初期のころはナショナルのレゾネーターギターをガンガンかき鳴らし(それもむちゃくちゃブルージーなんだ) もう迫力満点な歌い方!

一発でコロリとやられたねえ(笑) ゴスペル恐るべしだ

彼女の演奏はけっこう映像が残っていてヨーロッパツアーのときのライブ映像なんか本当にカッコいい 仁王立ちして顔をぐわっと客席に向けて・・・そして曲はブルースの名曲「TROUBLE IN MIND」だ


もう少し長生きしてくれてれば生で観られたかも・・・そう思うと残念だねえ

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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