入りました   15日

まずお知らせです ペンギンでメインで使っていただいているギターアンプの
FENDER DELUXEですがオーバーホールのためただ今某所に「入院」しました バンドの特に「音いっぱい出したいも~ん」というギタリストの皆様には日ごろとても可愛がっていただいてましたが最近「ちょっと、疲れちゃった」と申すのでやむなくしばらくは休養とリハビリをすることにしました 代わりに本日からBOGNERのALCHEMISTというものがしばらくは皆さんのお相手をすることになりました なかなかの優れものと思っています どうか「お前なんて知らねえ」などと冷たい目で見ないで私(はどうでもいい)共々よろしくお願いしますね ついでにアンプのラックも製作しました さて、今日のライブレポートに行きましょう
今日のトップ出演はTelepathic Swingerというちょっと長い名前のバンド ギター、ベース、ドラムの3人編成のこのバンドのサウンドを一言で言うととにかく「ソリッド」だ 各楽器がそれぞれ少しずつ違うところを辿りながらも最終的にはひとつの硬い固まりになってある一点に集中する たとえばずっしりした鋼の斧で硬い楢の丸太を一気に割るような・・・これ少しでもポイントがずれると割れないどころか打ち下ろした腕にすごいダメージが来る・・・まさに狙いを定めてピンポイントで一気に・・・という感じ ああ、話が演奏からずいぶん離れちゃった とにかく彼らの演奏にはそれくらいの気合を集中したところから出てくるものがある 歌は・・・なんて言ったらいいんだろう ちょっとトム・ウエイツを思わせるだみ声はなかなか居ないよな 歌詞は正直ほとんど聞き取れないが、きっと確信犯的な意味があるんだと思う それにしても彼らのやるインストはまったく「遊び」がない いや、いい意味で言ってるんだよ ソリッドなロックだなあ
2番目はおなじみ(?)プランチャーチョップステイック・・・だけどイメージがなんかいつもと違うなあ・・・と思ってたらボーカルのかけてる眼鏡が今までのものと違うちょっとお洒落なものに・・・うん?なんか垢抜けた? それでかどうかは知らないけど演奏もちょっと今までにない音があった まずベースが今回はフレットレスになっていた やっぱり音の印象が大分変わるよね それから今日はギターが何曲かでスライドを使ってちょっとブルースロックっぽい音を作ってたな 今までプランチャーのサウンドにはない音が出ていた そういえばこの日は先月彼らが披露宴で演奏したという曲をそのときの新婚さんの前でやったが、いい曲だったなあ 歌詞がいい「君がloveで 僕がpeaceさ・・・・世界平和はkissの味」 いかにもプランチャーらしいけどいいねえ イメチエンといえば・・・ベースの変態眼鏡(今回は虫みたい)はいつもどおり

さて、3番手はペンギン初登場 新潟から今回は東京3日間ツアーの初日で高円寺にやってきた小宮陽子グループ 編成はアコギ2台にベースとパーカッション それをバックに歌う小宮陽子 どんな歌を披露してくれるのか・・・これがなかなか堂々としてすごくよかった とにかく彼女歌が上手い その迫力のあるボデイーから(ごめんね)出てくる声はすばらしくいい声だった ちょっとドリカムの吉田美和を思わせるような歌いっぷりにラグタイムっぽい曲では僕は少しだけマリア・マルダーを思い出していた オリジナルの曲もよかったしバンドのサウンドもよくまとまっていていい演奏だった またぜひやってほしいバンドだねえ
そして最後の出演者はなんと7人編成のレゲエバンドSALIKAMI 彼ら自身で「ルーツレゲエ」と言ってたがつまりレゲエが世界に認められた初期つまりボブ・マーリーやジミー・クリフがやっていた時代のレゲエのスタイルでこれは僕なんかの世代のそのあとのヒップポップみたいなレゲエがどうしても好きになれない人間にはとても嬉しい音だった ペンギンの客席もどうやら僕と同じ感性の人が多かったらしくて彼らの演奏はやけにウケていた それになんというかボーカルの「ダイスケン」の出すなんとも緩~いなごみのある雰囲気がまた見てるほうにとても気持ちのいいウエーブを送ってくるので格好だけのレゲエでないなんだかとても「本物」らしいバンドだった 夜もずいぶん遅い時間になっていたがほとんど帰る人もいない ペンギンはその「ン・チャ ン・チャ」というリズムにいつまでも揺れているようだった

・・・そして高円寺ライブハウスの夜はふけていった・・・

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