ギターを弾こう   23

さて、ここまで「レゾネーターギター」というかなり変てこりんなギターのことばかり話してきたけど実CM1は一般のギターも「鳴る」「音を拡大する」という役割は同じような構造と機能でできあがっている

ギターのボディーだが、大概のものは表面(トップという)にimg_2は「スプルース」とか「シダー」とかいう針葉樹の木材が使われてる(例外として「マホガニー」や「ハワイアンコア」あと「カーボンファイバー」なんてのもあるが) これらは共通して「軽い」「柔らかい」という性質を持っている と同時に「粘り強く割れにくい」という特徴も

つまりスピーカーのコーンの紙それにレゾネーターギターのアルミコ-ンとも共通する そこに「ブリッジがくっついてて弦の振動を伝える」のも同じ

そしてボディーの裏側(サイド・バックという)には真逆の材料が使われる 「重い」「硬い」というのがすべてに共通するがこれは本当に多種多様だ 代表的なのから「マホガニー」「ローズウッド」「ハカランダ」「メイプル」「コア」などなど・・・今では「ハカランダ」は新規流通禁止それに「マホガニー」も残り少なくなってきているということもあってそれに替わる新しい素材の開発が各ギターメーカーにとって重要な課題になっててきている
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「アフリカンブラックウッド」「サペリ」「ウォールナット」「ケヤキ」など・・・とくにテイラーなんかは新しい素材探しに躍起になってるみたいだ

それに最近では天然の木材に頼らず「合板」や「圧縮材」それに「グラスファイバー(オベーショ20140826-DSC_0132-sン)」「カーボンファイバー」のものも出てきてる

そのうちまったく木材を使わないというギターも主流になってくるのかも知れないね

とまれこの軽くてよく振動するトップと重くて音をよく跳ね返すサイドバックという組み合わせは楽器がどういうかたちになろうとも変わらないんだろうねえ

あ、エレキはまったく別だけどね アコースティックに限ったことだ

とにかくアコースティックの弦楽器は僕が知るかぎりすべてこの同じ原理で音を出すようになってるのは間違いない ピアノだってそうなんだぜ
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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