僕の吉祥寺昔話  12

今ではすっかり見なくなった子供の遊びが・・・ずいぶんとある

「めんこ」「カン蹴り」「長馬跳び」「リリアン」「草鉄砲」「クギ刺し」・・・などなど、まだまだあるけどkugisashi11

今の人はどれくらい知ってるかな

今の子供たちはほとんど外で遊ばなくなってしまった まあ「ゲームソフト」とかのせいもあるんだろうけど、第一に外で遊べる場所がすっかり無くなってしまった(都会に限るけど)

畑だったところにはマンションや住宅が建ち空き地だったところは駐車場になる

外には危険が一杯・・・今や「放射能」まで気にしなければならない なんて世の中なんだ

昔は遊びといえば殆どが野外のものだった その中でも特に今はほとんどなくなった遊びに「釣り」があるんじゃないかと思う

もちろん田舎や海沿いの地域では今でも釣りをする風景は普通にあるだろう でも、昔は東京の300px-Zenpukuji-ike子供たちは実に活発に釣りをしていた 僕の住んでいた武蔵野市にはその近辺にいくつかの池があった ほとんどが公園になっていたが「井之頭池」「武蔵関公園」「善福寺池」「石神井池」などなど・・・そのほとんどの場所は建前では「釣り禁止」となっていたが当時は今ほど規制がうるさくなかったのでほとんどの池では自由に釣りができた 連れる魚はコブナ、クチボソ、モロコ、まれにタナゴ、ごくたまにナマズ、コイ・・・そしてライギョなんてのも居たっけ

ただ、その中で唯一厳しかったのが「井之頭公園池」だった ちょっとでも釣りをしているものが居055るとすぐに公園の管理人・・・「園丁」と呼ばれていた・・・が飛んできてえらい勢いで怒られたものだ

あとになって何であんなに厳しく言われたのかその理由がわかった じつはその当時公園の池に昭和天皇がコイを放流したそうで、万が一間違ってそのコイをつってしまったら一大事だ・・・ということだったらしい

あと、当時は自転車を走らせてわざわざ多摩川まで釣りに行くこともあった 片道大体30分ぐら570926-1い・・・行きはいいのだが返りは三鷹天文台か深大寺の横の坂道を昇らなければばならずけっこうしんどかったが、東京の子供にとっては数少ないアウトドアレジャーのスポットだったのでよく通った 京王線の調布駅の先の多摩川河川敷 そこがよく行くスポットだった 川のすぐ脇には京王遊園地があってそこで一日中流れてる童謡を聴きながら釣りをするのが何より楽しみだった

ところがある日、意外なところに素晴らしい釣りのスポットがある・・・そういう情報が飛び込んできたのだ

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