今日あたりから世間はお盆休みに入ってるのかな。皆さんいかがお過ごしですか?
さて、今日の曲はこのアルバムの中では最も異色な存在・・・なぜならこれは厳密に言うと「ブルース」ではなく「ブルース音楽」だからだ ただ、このメロディーがサビの部分でメジャー→マイナーに転調するところとかメロディーの美しさ、そして何より日本ではブルースをやるミュージシャンがまずやらないのでへそ曲がりの僕としては「これは入れよう!」と思ったのだ
「St.Louis Blues」
I hate’s to see evnin’ sun go down
I hate’s to see evnin’ sun go down
Cause ma baby, she done left’ this town.
Feelin’ tomorrow like a feel today
Feelin’ tomorrow like a feel today
I’ll pack my trunk, make ma get away.
Saint louis woman wid her diamon’ ring
Pulls dat man ’roun’ by her apron strings.
’twern’t for powder an’ her store-bought hair
De man love wouldn’t gone nowhere, nowhere.
I hate’s to see evnin’ sun go down
I hate’s to see evnin’ sun go down
Cause ma baby, she done left’ this town.
訳詞
夕陽が沈むのを、見るのは嫌だ
夕陽が沈むのを、見るのは嫌だ
だって私の愛しい人、居なくなってしまったから
明日のことは、まるで今日と一緒
明日のことは、まるで今日と一緒
私も荷物まとめて、居なくなろう
セントルイスの女・・・ダイヤの指輪をしている
あの人を思いのままにする、エプロンの紐で・・・
怪しい粉と偽物の髪で・・・’twern’t(不明)
あの人の愛・・・どこにも、どこにも行ってはいない
原詩はもうスラングや方言(?)が多かったのでここではある程度修正を加えた
サビの部分の歌詞はスラングや隠語だらけらしくて辞書にも出てこない。意味不明なのだが、多分ライバルの女が一種の「呪い」みたいなもので男性をたぶらかす・・・とういうような意味なんじゃないかな
逆にテーマ部分の歌詞はもうブルースではごくごく頻繁に使われている それに同じような内容の曲も多いのだ 日没・・・当時の黒人たちにとってはなんとも切ない時間だったのだろう
たとえばこの曲・・・「リロイ・カー」の「 When the Sun Goes Down」
ところで、つい先日の話だが・・・ライブ終了後に外国人(白人)の二人連れのお客が来店した どうも観光客のようだった 彼らが店で飲んでいるときに「ALMOST LOST MIND」のアルバムが店内でかかった
するとそれを聴いた彼らが質問してきた 「これはニーナ・シモンか?」と
「いえいえ、違います日本人です」と亜郎が答えると大いに驚きそして
「お土産にしたい」とSDを購入して下さった
これって凄い話じゃない?・・・ね、ね、そうだよね!
高円寺ライブハウス ペンギンハウス