ヤマハFG-150 (1)

先日ここペンギンハウスライブに華麗にデビューした「番長」・・・当日彼女が弾いてたのが

YAMAHA FG-150 というヤマハが1960年代に発売して今でも「伝説の名器」と言われる日本の082アコースティックギターの”元祖”と言ってもいいギターだった

このシリーズはその後もずうっと生産されてたのだが、とくに1968年に発売された通称「赤ラベ001ル」と呼ばれるもの・・・それはもう「伝説」にまでなっていて、彼女が持っているのがまさに「それ」だったのだ

ボディーは小さめの当時は「フォークギター」と呼ばれたMartinの「o」や「00」タイプに相当するサイズ、ちなみに当時「ドレッドノート」に相当するものは「ウェスタンギター」と呼ばれてた時代・・・懐かしいなあ

ボディーはすべて合板でトップが「スプルース」サイドバックが「マホガニー」だ002

18124ヘッドの「YAMAHA」のロゴマークはこの初期のに限定される このあと例の「3本のメトロノーム」のトレードマークに変更される その後ヘッドの形も「先広がり」から「先細り」に変更・・・後年また戻ったりするが

そしてなんと言っても象徴的なのがボデジーの中に貼られた「赤ラベル」001

ここに「FG-150」としっかり書かれてあるのだ

ボデイーもコンディションはとてもいい 経年による小さなキズや痛みはあるがボディーもほとんど変形しておらず、ネックの反りなども全くない あの当時から「ヤマハのギターは丈夫だ」という定評があったが、それを45年以上も経って証明してみせている

このギターをライブが終わってから僕は番長からお預かりした とてもコンディションは良かったのだがボディーのブリッジ部分を中心にトップの盛り上がりが起きていて、音質には問題ないのだ004が、弦高が高くなってて「これでは弾き辛い」と思って番長に

「僕が弦高調整してあげるよ」と言って預かることにしたのだ

実はちょっと弾いてみたい・・・というのもあったのだけど(笑) そして実際に弾いてみた

まずはアルペジオ・・・オール合板ということで音質はちょっとツマった感じで少し硬いかなあ・・・でもいい音だ ヤマハらしい低音は「ドーン」という鳴り とにかく枯れ切ってるなあ さて、作業しなくちゃ

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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