CD制作裏話  28

「Baby What You Want Me to Do」

ジミー・リードの名作のこの曲はなるべくオリジナルの雰囲気に近づけようと思ってた682

しかし、アレンジについてはこの曲もかなり苦労させられた

安易に取り組むとかなり薄っぺらい陳腐なものになりかねない

まず編成だが、リズムギター(eg)、リードギター(eg)、ベース、ドラムスというオーソドックスなもの

ベース、ドラムス、リズムギターに関してはわりとすんなりと形が出来上がった

問題だったのがリードギター・・・それの歌バックでのリフがなかなか決まらなかった

色々試してはみたのだがなかなか”これ”というパターンが浮かばない・・・曲全体が妙に重苦しいもっさりとした感じになってしまうのだ

その時僕はふと気が付いた それはこの曲を歌っている修子のキーがものすごく低いってことだ

彼女のボーカルのキーは元々男性キーと同じくらい低い、それがこの曲ではさらに低いところで歌っていた

そこで僕が思いだしたのが「サニーボーイ・ウィリアムソン」のこの曲だった
「Sonny Boy Williamson II – Little Village」

この曲で延々と繰り返されるギターリフ・・・たぶんロバートjrロックウッドかその”弟子”のギタリストだと思うがこのギターフレーズを参考にそれまでのリフパターンを1オクラーブ上に移動してやってみた

それがなかなかいいテイストになったと思う ちなみにこのリフパターンも僕はロックウッドから学んだ

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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