負けず嫌い     1日

昨日の帰り道 「ブルームーン」の月影を楽しみに夜道を歩いてみたが・・・なにしろ東京の街の道路には至る所に街灯があり家々の明かりがあってとても月の影が付け入る隙がない 時たまわずかな暗がりがあってそこに月が差し込んでいる時だけ薄~く影ができる 本当にかすかな影・・・
これが東京なんだ あらためてそう思った いい月だったけどね
さて、今日のレポートに移ろう 最初の出演者は弾き語りの中道圭吾 いつもマイペースな彼は今日もマイペースだった なんか孤独が妙に似合う男なんだけど歌う内容もなんか寂しげなんだよなあ 今の若者ってどっちかというとこうなってしまうのかな 歌詞の中にある「バナナチップ」とか「からっぽになりたくない」とか「忘れ去られた男」とか・・・気になる言葉が多いんだよなあ いい歌が多い もっと自信持っていいと思うよ

2番目の出演者はピクレル・ジュラというソロシンガー 普段はバックに「ガリレイサークル」というバンドをバックに従えて出演しているが今回はギター1本とピアノだけの演奏 この人の歌は「西新宿はいつも曇り」とか「フユーチャー君からの手紙」とかタイトルだけでも気になるようなものが多いのだが今日最後に歌った「寂しがり屋の一人好き」という曲の「一人では淋しすぎる だけど二人は多すぎる」という歌詞・・・わかるなあ 本当だよ

 ご当人のご希望により顔は伏せて掲載します ご迷惑をおかけしました

3番目は今日がペンギン初出演だったザ・プレスターズ 3人組のこのユニットはボーカルにガットギターにカホンという編成 ちなみにカホンは9413でもパーカッションをやってる「ブルース船長」だ ボーカルの「ロン」はなんだか妙にオーラが強い男 真っ黒なレイバンかけてるんでなんだかマイケルジャクソンみたいだな・・・と思ったが眼鏡取ったら全然違った(笑) このバンド面白かったよ ロックとスパニッシュそれにちょっとワールドミュージックの匂いもしたりして 歌の内容も宇宙のことだったり「フリーメイソン」をテーマにした曲だったりいかにも怪しげ ファンも多かったね 客席はほとんど満席だった なかなか力あるユニットだ

そして最後を飾るのはペンギンハウスの定席を担っているあさのおよぐ ところが今夜のおよぐはちょっと災難だった 前のバンドの演奏が終わったとたん それまで満席に近く席を埋めていたお客が彼の演奏が始まる前にどーっと一斉に帰ってしまったのだ(おいおい、聴いてけばいいじゃないの) あっという間に客席はすかすかに こういう時って僕も経験したことあるけど演奏者は無茶苦茶へこむんだよなあ・・・ところがあさのは偉かった さすがに最初の曲ぐらいはちょっと不安定だったが、2曲目ぐらいからはすっかりいつものペースを戻しそれどころかいつも以上にテンション高く気合入ってた 負けず嫌いなんだなあ(笑) 今夜のあさのおよぐは最高にパンクだった!

・・・こうして高円寺ライブハウスの夜はふけていった
      

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