さて3連休の最終日の今日12日・・・祝日って一体何の日だったんだっけ?・・・ああ、「体育の日」かあ 昔は10月10日(東京オリンピックの開会式の日)って決まってたのでなんか12日と言われるとピンとこないのは僕もそれだけ歳をとったってことかな?
さて、今日のペンギンハウスライブ最初の演奏者は ミックスマスター
その独特のチューニングを施されたGIBSONダブルネックギターを操る白人ギタリスト そこに足踏みのバスドラム、ハイハットを組み合わせて独特のサウンドを生み出している 彼のギターはそれぞで不思議なチューニングがされている 12弦のほうがベース的な低音部を担っていて6減のほうは普通のギターとして使ってるようなのだがそのチューニングも不思議なセッティングになっている そのギターを右手で12弦を「ライトハンド奏法」左手で6弦を「レフトハンド奏法」で同時に弾いたりする とにかくものすごい爆音だ! そこに足踏みのバスドラとハイハットを組み合わせてちょっと不思議な「ワンマンバンド」が出来上がる
そして今日の彼の演奏は昨日亡くなったというサックス奏者「スティーブ・マッケイ」に捧げる鎮魂歌というものだった 僕は知らなかったが、彼が尊敬していたプレイヤーなんだそうだ その重いが詰まっていたのか、今日の演奏はいつもよりさらにパッショネイティブなものだった
2番目に登場したのは Ken,Kazz&Keiichi
g/vo , b , ds という編成のKを頭文字に持つ3人のロックユニット サザンロックのような粘り気のあるゴキゲンなサウンドとボーカルは”大人のロック”の香りと味に満ち溢れている
彼らの曲はすべて日本語のオリジナルだ ドラムのマツカワはレフティーのセットでたいこを叩くが訊いたら別に左利きというわけではなく「左脚でバスドラムを踏みたい」という理由で左右逆のセッテジングにしているというちょっと変り種
そのタイトなドラミングとベースとががっちりとリズムのスクラムを組んでそのビートにのってオカムラのストラトが今日も気持ちよく歌う、吠える 今日もグッドサウンドをたっぷり聴かせてくれた
3番目はペンギンハウスには久しぶりの登場になる ds/vo , g , b のトリオユニット monkfish
ギタリストはブルースユニット「D&D」のドッキリ土切だ このバンドはドラマーがメインボーカルというちょっと変わったスタイル 曲は日本語のオリジナルやカバー それにインストものもあってさまざまなカラーが楽しめる ベースから始まるある曲なんかはちょっとプログレみたいで面白かった
土切もこのバンドではあまりブルースカラーを表面には出さずギタリストとして多彩なメンを見せてくれる これもやはり大人な音楽だった
大人・・・といえばこのバンドもそうだ 「松谷健」という多分僕と同年代のギタリストシンガーが組んでいるユニット KEN MATSUTANI AND
ロックユニット「マーブルシープ」のリーダーでもある彼が組むこのバンドはもう1960~70年代の匂いがプンプンするのだ そのボトムの深くて低いビート、そして叫ぶギター・・・ボーカルにはたっぷりとリバーブがかかって・・・そうさ、僕が少年だったころのロックってこうだったんだ いつでも何かに向かって叫び続けるような・・・どこかしたちょっとばかりのヤマシさも抱えながら・・・
こういうロックがまだあるってことに今日はけっこういい気分になってる 今夜は酒が美味しく飲めそうだ 気が付けば僕もずいぶんと「大人に」なってしまったなあ(笑)
高円寺ライブハウス ペンギンハウス