仲田修子話 38

さて、仲田修子の友人で彼女のヘアメイク担当をしてくれている河西修さんへのインタビュー後半です

「・・・”理由とコツ”と僕は言うんですけど、理論があってそこに方法があるってことは僕が髪の毛を扱うことと修子さんが曲を作ってゆくことと仕事はのジャンルは違うけどどこか同じ香りがするんですよね

修子さんが昔書いた曲が今でも新鮮だというのはちゃんと理由があると思うのですよね

たとえば『シンデレラのお姉さん』『国立第七養老院』という曲でもそれを書いたときの自分を常に忘れない、それを今に合わせて歌っている・・・だから古さを感じさせんないじゃないかな

彼女の作品で僕が大好きな『レコード』という曲があるんですけど、レコード自体は今はもう無いんですけど修子さんが歌うことでそれが新鮮なものになるんです 見えないものが確かなものに見えるように作ってしてしまうところがやっぱり職人なんだなあ・・・と思うんです」

「修子さんに今後期待することは何かありますか?」

「それはありますねえ これは以前修子さんに話したことがあるんですけど、たとえば歌舞伎の世界のように”仲田修子”という名前がずうっと引き継がれていったらいいと思うんですよね たとえば”美空ひばり”という名前はもうないけど「海老蔵」という名前が残ってゆくように・・・修子さんがもっともっと大きなものになってったらいいなと

偉そうなこと言っちゃうと修子バンドに携わってる一員としてはこれから先跡継ぎを育てていって色々なものをたとえば英語の唄を訳するときのセンスとか時代を超えても愛されるような曲を作ってゆくこととか・・・そういうものが伝承されていくようになったらいいなと思います

今回このインタビューの話をもらったときこれだけワクワクしている自分が居て・・・持って生まれた声や音楽の才能もだけどそれより本当に努力を重ねて仲田修子像というものを創り上げたところは本当に職人だと思います それが僕にとって自分の仕事への刺激になってますねえ」

「ありがとうございました!」

河西さんは仲田修子のライブにはどんなに忙しくても毎回駆けつけて誰よりも大きな声で声援を送ってくれます 僕らも彼から元気をもらうことがしょっちゅうあります 仲田修子には本当に素敵な友人がたくさん居ます これからも折に触れて紹介させていただきたいと思います

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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