ギターギター  1

さて、新しく始まったこのコーナー ここでは私ジミー矢島がギターを弾きはじめたときから、聴いて影響を受けたさまざまなギタリストやミュージシャンたちのことを、紹介しながらそのギターテクニックについても紹介していこうと思います

私が始めてギターに触れたのが高校2年生の秋でした

最初まず教えてくれる人もまわりに居ませんでしたので、楽器屋に行って教則本を探しました

色々あった中で選んだのが・・・タイトルは忘れましたが・・・たしか「フォークギター教則本」とかいうものでした

最初に習った曲がたしか「トム・ドゥーリーTom Dooley」という曲でした

この曲は60年代のアメリカで起きていた「フォークソングブーム」の中で人気のあったグループ「キングストントリオ Kingston Trio(注;1)」の曲です こんな曲です

なんでこの曲が最初だったかというと、基本的に2コードで出来ているんですね

原曲はEメジャーのキーで演奏されてますが、教則本ではたしかCかGだったと思います

それでコードはこのように表記されてました

C / C / C / G / G / G / G / C

G

じっさいは7小節目のGのあとにFが入ってくるのですが、ここは「代理コード」ということでGでやっても問題ないということで、とにかく初心者にはまず取り掛かりやすい2コードでの曲が選ばれたようです

とくにFのコードを押さえるのは、初心者にとってはいきなり「アイガーの北壁(注;2)を登れ」と言われるようなもので、大勢の人が「Fのコードが押えられなくて・・・」ギターを断念したという話をよく聞きます

実は私もいまだにこのコードパターンを抑えるのがちょっと苦手です

この「Fパターン」の押え方についてはまた後日解説しますが、とりあえずギター初心者の皆さん、4フレット目にカポをしてトライしてみて下さい

では、今日はこの辺で

(注;1)キングストン・トリオ アメリカで1960年代に始まった「フォークソングリバイバルブーム」で最初に有名になったトリオ 彼らはサンフランシスコ近郊のパロ・アルトという町で1957年に結成された ギター、テナーギター、バンジョーといういかにもアメリカントラッド的なスタイルに現代的な洗練されたスタイルも持ち込んでブレイクした ここで紹介した「トム・ドゥーリー」は1866年アメリカ合衆国ノースカロライナ州でローラ・フォスター(Laura Foster)という女性が殺されて、その愛人で南北戦争のもとアメリカ連合国軍人のトム・ドゥーラが犯人として絞首刑になった実話を基にした曲で、こういった曲を一般に「バラッド」と言う アメリカンフォークにはこういったスタイルの曲が多い

(注;2) 「アイガー」とはヨーロッパアルプスの一峰でスイスを代表する山。標高は3,970m その峰は非常に切り立っていて特に「北壁」と言われる場所はほぼ垂直に切り立っていて、多くのクライマーたちが挑んできたが、転落死をするものが多数居た 筆者が子供の頃は「不可能に近い難しい課題にチャレンジする」ことを「アイガーの北壁」に喩えられることが多かった

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