それはこんな曲・・・リズムを弾いているジミーのギターの後ろで鳴っている「クワーン、キョーン」という不思議な音・・・そう、これが当時は最新の音楽スタイルだった「ハワイアンスライドギター」の音なのです
ちょうど1020年代頃を中心に、ハワイのミュージシャンたちがこぞってアメリカ本土に演奏に出かけました 彼らの演奏する「ハワイアン音楽」は独特で新鮮でした 特に「スチールギター」は弦を指で押える代わりに金属やガラスの棒や筒で押さえ、それを滑らすことで、まるでバイオリンのような音を生み出していました
この「ハワイアンスライドギター」の奏法はあっという間にアメリカ本土のミュージシャンたちに取り入れられ、カントリーではスチールギター、ブルースではボトルネックギターとして発達していきました
当時のハワイには「Sol Hoopii」などの名手が大勢居ました そのテクニックはもう本当に「スゴい!」と言うしかありません
ちなみに今でも「スチールギター」と呼ばれるのは、こういうプレイに好んで使われたのが 「NATIONAL」というギターメーカーの「Steel body Guitar 」だったからで、今でも現存するこのタイプのギターはほとんどの部分がスチール(金属)で出来ていたからです
こういったギターを弾く時は、主に「オープンチューニング」にして演奏します
色々なチューニングスタイルがあるのですが、主なものとして
オープンGチューニング「DGDGBD」
オープンDチューニング「DADF#AD」
オープンDmチューニング「DADFAD」
*全て6→1弦に向かって
などがあります
高円寺ライブハウス ペンギンハウス