僕の八ヶ岳話2020 .2

僕がここ八ヶ岳のふもとにある我が家に戻ったのは、ちょうど先月末の夜遅くだった。そして8月が始まると同時に僕の八ヶ岳生活が久しぶりに始まった。

とはいえ、今回はちょっと事情が今までとは違っていた。それもやはりいまだに流行の収束が見えてこない「新型コロナウイルス」の影響だ。ちょうど僕が離れる直前に東京ではウイルスの感染者数が再び増大・・・そんなデンジャラスな都市のまたほぼ真ん中に居た人間は限りなくリスクを背負ってまだ感染者のほとんど出ていない北杜市に戻ってきたわけで・・・「東京からあいつが戻ってきた!」・・・と本来ならウエルカムで迎えてもらえてもいいところが、今回は厳戒態勢のさ中まるで隠密のようにこっそりと誰にも知られないように戻った。
そういうわけで、戻ってからの2週間は海外からやってきた旅行者とまるで同じように僕は「自主隔離」をして、誰とも会わず誰にも連絡もせずとにかく毎日ずうっと我が家に引き籠っていた。
しかし、何もしていなかったかというとそうではない。もちろんそれまでの日々が毎日結構タイトな時間に追われるような生活だったのと比べれば、本当にゆるい・・・まあ「隠居生活」に近い時間を過ごしていたが・・・それでも家に居ればやることはいくらでもあった。そのひとつが「草刈り」だ。
僕の家のある地域はいわゆる「別荘地」で周りは別荘の建物が何件か、ちょっと離れたところにはペンションやリゾートマンションなどがあるが、とにかく地域の集落などからは離れて孤立した場所だ。ということはどういうことかというと、家やその周辺の環境の整備はほぼ・・・というか100%自分でやらなければならない・・・その一番ウエイトが大きいのは冬場の「雪かき」そして夏場の「草刈り」だ。そのエリアは自分の家の周りだけでなくそのアクセス道路100メートル以上の両側も含まれる。おまけにこの二年くらい僕が忙しくてかまけていられなかったので、全くの放置状態になってた草むらはほぼ原野のようになっていた。
さあて、やるかあ!

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