僕の八ヶ岳話2020 .8

今回八ヶ岳に戻ってから僕は本当によく歩くようになった。それは車が無いという残念な事情からなんだけど、健康のためにもいいことだと思ってけっこう積極的に歩くことにしている。とにかく我が家から一番近い清里駅までの距離が約4キロ・・・それも平坦ではなく標高差約200mの登り道だ! 歩くと大体1時間以上はかかる。それだけでもちょっとしたトレッキングみたいになるのだが、他にもあちこちへと歩いて出かけている。
この日は清里と大泉の間を分かつ大きな谷川「川俣川東沢」にある「吐竜の滝」を目指して歩く。一応途中まではちょうど時間が空いていたかみさんの車で運んでもらい、谷の上まで行きそこから歩く。徒歩で20分くらい、舗装された車道を歩くので何も不便は無い。谷の底へ向かってゆくと森林を挟んだ下の方から段々と渓流の川音が聞こえてくる。道を下りきったところに駐車場が設営されている、平日だがやはり夏休みとあって結構多くの車が停められている。ここは清里でも人気の観光スポットなのだ。


駐車場の向かいの林道を歩く。途中には「熊出没注意」という看板が立っていたりする。河に近づくと空気が一気にぐうんと冷えてくる。それまでの気温とは10度くらいは違うような気がする。川沿いの道を進む・・・頭上に大きな高架な橋が現れる、渓谷をまたぐ小海線の鉄橋だ。そこを過ぎ河を渡り少し行くと目的の「吐竜の滝」が現れる。切り立った断崖の上から大量の水が本流に向かって流れ落ちる。この滝は上に河が有るのではなく、八ヶ岳の伏流水が直接岩盤から湧き出しているのだ!かなりな水量は真冬でも枯れることは無い。滝のすぐ近くではまた一段と涼しいマイナスイオンたっぷりな空気が満ちていた!

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