僕のブルースマン列伝 1
この連載は2014年3月に始めて全30回を重ねた記事です ぼくジミー矢島の個人的思い入れでぼくがとくに紹介したいブルースマンのことを書...
この連載は2014年3月に始めて全30回を重ねた記事です ぼくジミー矢島の個人的思い入れでぼくがとくに紹介したいブルースマンのことを書...
仲田修子「ダウンタウンブルース」を読んで下さった方々へ 最後まで読んで下さって本当に有難うございます。 これは私が若いころに生活苦のため...
「この金取られるといけないから、俺、ずっと見張っている!」 一人の見物人の男がそう言って老人の横に立った。 「ここは下町だからね…みんな...
その店で仕事をするのはあと一週間足らず、という時だった。まだお客は一人も入ってこない…相変らず敵対する二つのグループは別れて座り、雪乃派の中...
拍手ひとつ貰えず引っ込んだ彼女を追って私は楽屋に飛び込んだ。 「絵理菜さん!私の声聞こえなかった?」 「ああ、聞こえたよ…」 「じゃあ...
七時ちょっと前、次々とバンドの人達がやって来た、私は彼に言われた通りにし、ダンスフロアの真ん前、一番前の席に座らせてもらった。すぐに演奏が始...
アレンジ譜が出来てきた。私はそれを必死で「解読」し、特訓を始めた。 「あのね、最初トランペットから出るからね、とにかく一二三四、二二三四、...
「あの…それからですね、イントロと間奏は両方八小節にして、全く同じフレージングにして下さい。これ2(トゥ)コーラスしかありませんけど、そのあ...
数日して彼女はすぐにメロディを覚えた…私のわたした紙を持って、今度は彼女が歌った。最初「 ここは下町……」という所で間違えた。ここだけは仕方...
二日後、絵理菜さんが私に小さな紙切れを渡した。それには、「ピアノ、ベース、ドラム、ギター、トランペット×2、トロンボーン、テナーサックス、ア...