夜の景色は    12日

今夜は満月 おまけに「スーパームーン」だそうだ 月が地球に大接近・・・昨日の朝方の地震もそスーパームーンれの影響なのかな? 今夜は帰り道が楽しみだ

さて、そんな満月の夜・・・地下のライブハウスではどんな演奏が繰り広げられてたのか・・・サッカーも気になるだろうけど、こちらも気になる?

ちょっと教えようか・・・では

今日最初の演奏者は2人組ユニットの FooliN

オザワ(g/vo)とタイラ(ds)の「ボケツッコミ」のようなステージングがなかなか楽しいのだが今日はそのタイラが仕事で出演できず、久しぶりにオザワのソロ演奏だった

ソロのとき彼はいつもこの小さなアコギを持ってくる いわゆる「パーラーギター」と呼ばれてる3/4サイズぐらいのかなり小ぶりな楽器なのだが、これが意外なくらい大きな音でよく鳴る とくに中音域あたりがよく鳴るこのギター そのサウンドをバックにFooliNのいつものように妙に乾いた風景画のような曲が続く それはちょうど今のJRの車内から眺める風景にどこか似ている いつの頃からか窓が開けられなくなった電車の閉ざされた空間・・・オザワの作る曲はそれに似ている
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そして2番目の演奏者は スケッチーズ だ

今まではソロでアコギで弾き語りというスタイルでやっていたが、今日はMinato-CというギタリストとのDUOでの演奏 この2台のギターでしかもかなりエフェクトを積極的に使ったどちらかといえばもうプログレに近いようなサウンドメイキング とくにガットギターに対して使ったエフェクトがすごかったなあ・・・もう音の原型を完全に壊すような作業 今までの彼の生の音をすごく大事にするギタリストというイメージをいい意味でひっくり返してくれて・・・気がつけば「そうか、スケッチなんだ」と思わせてくれる風景が広がっていた
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3番目は ユニットが登場 ペンギンハウスに初登場の b/vo , g/cho , dsのトリオ ウラケン三友 だ

彼等がステージに登場し演奏を始めると、すぐに僕の体が自然に反応していることに気がつく それは彼らの放つビートが僕にすごくしっくり来たからだ それはかなりブルースっぽいシャッフル~三連のビートだったが、とにかく重たい ブルース系のバンドの中でも彼らの「バックビート」つまり2拍4拍目をぎりぎりまで後へ引っ張るリズムの取り方は意外と居そうでなかなか居ない 実は僕もかなり重症のバックビート派なので、たまにこういうリズム聴くと気持ちがいいなあ

そして、そういうリズムにのってボーカルの声がまたかなりブルージーでいい声だった 聞きながら僕はどちらかとブルースよりもなぜか「Dr.ジョン」とか「ネビル・ブラザーズ」を連想してしまったのは何故なんだろう 決してニューオリンズっぽくはないんだけど 湿り気のある演奏なのかもね

ギターの彼はコーラスもやるしホルダーでハープを吹くなど大活躍 いや、いいバンドだったなあ
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今日最後に登場するのはこれはもうベテランと言って申し分ないプレイヤーの集団 らりはブロジェクト

らりは(g/vo)、どろんこ(b/cho)、島(ds)の3人とももうかなり長くこの音楽の世界で活動してきている とくにらりは&どろんこの二人は僕とほぼ同時代にあの吉祥寺の別のエリアであの時代の吉祥寺の空気を吸っていた人たちだ だから彼等が放つその「ずうっと不良」イコールロックミュージシャンのような匂いをいまだに放ち続けているのだ

どろんこはベースはピックで弾く そう、昔エレキベースはみんなピックで弾いてたよね あの「チョッパー」なるものが現れるまでは少なくともロックの連中はみんなピックだったと思う それから出てくるあの「ブリブリ}という音・・・やっぱロックはこれだよなあ・・・そうどこかの酒場の隅っこで呟くオヤジの背中にまん丸い月が昇る・・・今夜の高円寺もどこかの路地裏でそんな景色があるのかも知れないね

ラストの曲になった らりはが言う 「最後はかなりぐちゃぐちゃです」 演奏が始まった

本当にぐちゃぐちゃな・・・不良な音だった
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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