アコギのピックアップ取り付け No2の2

手元にやってきたSKYSONICのピックアップ 中身はこんなだった004

本体の形はSUNRISEにちょっと似てる ただし材質はプラスチックでかなり軽い ちょっと安物感が漂う

本体には回転式のボリュームつまみが2つ、1つはマグネット用でもうひとつは裏側についているコンデンサマイク用と説明には書いてあった

本体から2本のケーブルが出ていて1本はそのままアウトプットジャックに直結してる もう1本はバッテリー電源用で先に9V電池用のプラブが付いている 右横に見えているのはその電池の収納バッグ 裏に両面テープが付いていてボディーの内側にくっつけるようになっている 構造は実にシンプルだ

さて、これを今付いているFISHMANと交換するわけだけど、その前に両者の音を比べてみた006かったのでFISHMANをブリッジ側に移動し、そこにSKYSONICを取り付けてそれをアンプにつないでそれぞれの音を出してみた

結果は・・・まず圧倒的にボリュームが違う 片方は「パッシブ」もう片方は「アクティブ」だからムリもないが、音量にして3倍くらい違う 音質についてはまだ調整とかしてないので何ともいえない

そこでさっそく交換作業にかかることに

この作業はもう今まで数え切れないほどやっているので苦労でも手間でもない まずは弦をすべて外しそれから前のPUの本体のネジを緩めて取り外す ただし昨日も書いたようにFISHMANの取り付け強度が弱かったのでステイに挟み込んである両面テープをはがすのがちょっと厄介だった 続いてエンドピンのところに固定してあるジャックをプライヤーで6角ネジを緩めて外す これで取りはずしは終了

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それではいよいよSKYSONIC の取り付けにかかる 最初はエンドピンジャックの取り付けだ ここで僕はほかの人とは違うやりかたをする まずボディー内側に固定するための2重の6角ナットを大体の位置でとめる これはまだ「仮り」だから念のため そこに内側用のワッシャーを入れその先に輪ゴムを巻きつける これは何のためにするかというと今までの経験でこのままナットとワッシャーだけで取り付けると使ってるうちに緩みがでてきてジャックが不安定になったり回転してしまうことがままあったからだ つまり滑り止めというわけ 輪ゴムは短くて細ければなおいい

そしてこれをエンドピンの穴に通し反対側から「外用ワッシャー」「外用ナット」の順で装着しレンチ011010で締め付ける この際輪ゴムにかなりの”遊び”があるのでまずはそれを押しつぶすつもりでぐうっと締め付ける 中のジャック部分がかなり外にはみ出すので一旦外し再び内側の2重ナットをはみ出した分内側に移動しまた同じ作業をする これはなかなか1回じゃうまくいかない2~3回は繰り返し(ちょっとメンドウだが大事な工程なので)最終的にナットをぎゅうっと締め付けてしっかり固定された段階でジャックの先がナットよりわずかに出ている状態にする

これがもしエンドピンを付けるならそのエンソピンの少し先に出る位置にするのだが、僕の場合今回は2番目のジャックなのでボディー本体を基準にしているのであしからず

次に電池を固定するホルダーの取り付け これは鳴りの邪魔にならないようボディー内側のネックの付け根部分にギターを抱えた時に上側に来る位置に取り付ける

そこにケーブルに接続させた電池を入れ、最後は本体の取り付けだ これは一昨年書いていまだにアクセスがある「アコギのPU取014り付け」でも書いたがいきなりネジで固定するのではなく仮止めにしておいてそこで弦を張る

FISHMANでは必要なかったがこのPUにはそれぞれの弦に独立したポールピースが付いているのでそれがなるべく弦の真下に来るように調節する この幅はギターによってまちまちなのでぴったり6本とも合わせるのはなかなか難しい ・・・・で。どちらを優先させるかといえば、僕は5、6弦のほうを基準にする マグネットタイプのPUは1,2弦に対してはわりと感度がいいからだ

005ところで、気になったのはこの製品が送られてきた状態では2弦のところにポールピースが付いていなかった 「あれ、欠陥商品か?」と思ったら取り付けパーツの入ってた袋に1本ポールピースが入ってる これはわざとそうしてるようでメーカー側の意向としては「2弦はピックアップの感度がいいので必要ない」としてるかも知れない ネットで調べたマニュアルでも「ここはポールピース必要ない」とあったが、せっかく付いてるのだから付けてみよう・・・と僕はこれも取り付けた ただし限りなく低い位置で

そして位置が確定したところで初めて取り付けネジを締め付けて固定する このとき予想はしてい007たが取り付け強度がFISHMANと比べて格段にいいことがわかった そんなに締め付けなくてもしっかりと留ってくれる 比べれば歴然だがステイ部分の面積がまるで違うのだ これは有りがたい かなり烈しく動かしても落ちる心配は無さそうだ

さて、これで取り付けは終了 いよいよ音を出してみることに

*この記事を書いているジミー矢島がギターを弾いている動画が最近YOUTUBE にアップされてます 全部で4本 今日は「ST.LOUIS BLUES」をごらん下さい

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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