2014年第一弾     5日

さあ、皆さん あけましておめでとうございます 年が明けたねえ 正月休みも過ぎてみればあっという間 そして今日からペンギンハウスは2014年の営業を始めました さあ、今年はどんなライブシーンが展開されてゆくのか・・・楽しみでもあり恐れでもあり・・・ははは、皆さん お手柔らかに~

そうは言ってみたが今年のペンギンハウスライブ 初日からまあ・・・濃いよねえ

今年最初の演奏者はなんとこの人たちからだ・・・生半可・・・それってマスター亜郎のユニットじゃないか! うわあ、いきなり身内ネタかよ~(笑) でも今日の生半可のメンバーは まきょと(g)柴田耕司(ds)という昨年大好評だったコンビだ その2人の限りなく肉感的なインプロにのって亜郎の俳句がいい感じでシンクロする この正月休みにも何句か作ったみたいだね

この2人の不思議な知恵の輪のように絡み合う音と言葉がもうすでに最初からこの高円寺のライブハウスに独特の磁場を作り出す・・・今年の行き先を占うみたいな空気がすでに出来上がっていた

そして”まきょと”こと北村がそのままステージに残る形に”リサ”が加わり にっちとぼっつ の演奏だ ところが今日は彼らの演奏にそのまま柴田が加わることになった これは楽しみ! 彼らは一切リハも打ち合わせも無しなのだが・・・いざ始まってみるとまるで長年一緒にやってるユニットだと言っても不思議じゃない息の合い方・・・いやあこのコラボ有りだねえ 基本はロック的なビートを下敷きにしているとはいえ「にっちとぼっつ」はかなり”有機的”な音楽スタイルを持っている それにまた柴田のアナログなタイム感覚を持ったドラムがいい感じで混ざり合う いやあ、すでに今年の初日の2番目にしてなんだかこれからのペンギンシーンを予感させるような面白いことがすでに起きている これはどうなるんだあ! ユダンができないぞ~

さて、3番目はこの人だ こういうブッキングって素敵だよね ベース弾き語りの”ユナ”改め    さかなのこぼね の登場 去年ペンギンハウスに初登場してから彼女のステージをずうっと見てきているが、1回ごとに何かしらの成長の足跡をしっかり刻んでいるなあ わりと静かでスロウな曲がほとんどなんだけど、聴き手がじっくりと聴き込んでしまうような妙な引力を持っているなあ

そして今日気がついたけど普段はニコニコしている彼女が演奏中は眼が笑ってない・・・かなり鋭い視線で音楽に取り組んでいる姿が彼女の音楽を引っ張っているんじゃないかなあ

4番目はこのユニット これもペンギンハウスだよなあ・・・そう思わせるサウンドクラフトチーム・・・ みみのこと 今日はスズキジュンゾ(g/vo)と志村浩二(ds)のDUOだったが、あの地底からどす~んと突き上げてくるマグマのような響きと振動はすごいよなあ 今年もこの重量感たっぷりのロックを守り続けてそしてパンギンハウスを”震源地”にしてほしいなあ

さあ、そして今年の初日のラストはこの人だった 昨年の最多出場を飾った 藤原愛 だ

今日ステージにあがる前に彼女は一枚の半紙をステージ後ろの壁に貼り付けた

それはさっき生半可で亜郎が読んだ俳句「そこにある 一つの光 祝い酒」 そしていつものように深々と一礼してからピアノに向かう もうすっかり見慣れた情景だがこの「型」を大事にする彼女の歌世界はここから始まる

それにしても今日のステージにはなんだか貫禄が漂っている・・・そう思ったのは僕だけなのかな

一曲一曲が充分に練りこまれた陶土のようにピアノという”ろくろ”にかけられる やがてそれは薄いすべすべした肌合いを持って輝く白磁になってゆく・・・そんな情景を見ているみたいだ

そしてお馴染みの「故郷」に続いて披露したのは新曲だという「里帰り」・・・優しい柔らかい肌さわりを持った歌で彼女の「故郷」がちょっとだけ見えた

客席のすべての人たちが彼女に集中している そしてアンコールに応えてなんともう一度「酔っ払い帰り道」・・・なんと今度は柴田耕司とのコラボだ

今年は何かが起こりそうな予感・・・それがすでに現実のものになっている さあ、これはペンギンハウスから眼が離せないぞお・・・そう思った初日でした

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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