僕の八ヶ岳話 43
やがてもうひとつの白が加わる やけに空の色がくっきりと深い青になったある日 八ヶ岳の山頂付近だけが雲に覆われていた あまり見たことのな...
やがてもうひとつの白が加わる やけに空の色がくっきりと深い青になったある日 八ヶ岳の山頂付近だけが雲に覆われていた あまり見たことのな...
カラマツの森が葉っぱを落とすと八ヶ岳から色彩が消える ほとんどが褐色と灰色の世界だ そこにもうひとつ加わるのが「白」だ 日ごとに...
色々な森の中を歩いているとそれぞれの違いに気付く まず広葉樹の森・・・色々な木々が重なり合い、そしてその下にもさまざまな植物が息づいて...
カラマツは地方によっては「ラクヨウ」とも呼ばれる ラクヨウとは「落葉」のことだ ほかのマツ類は大概は一年を通して少しずつ旧い葉を落とし...
清泉寮の「カウンティフェア」が終わると清里高原は一気に秋の終わりにスピードを加速する 標高2000m以上の方から山の色彩が変わってく...
9月に入ると八ヶ岳の秋は一気に加速していった 標高の高いところではすでに紅葉が始まり、朝晩はちょっと寒さを感じるくらいだった かみさん...
8月もお盆を過ぎると八ヶ岳は急に涼しくなった 家の周りの原っぱにはいつの間にかススキの穂が出始めた そして8月が終わると途端にあれほどの賑わ...
そのキーワードは・・・ 「モモエちゃんのペンション」・・・だ たとえば清里の駅前に居るとする こちらが地元民(正確に...
それは春が終りそろそろ初夏になろうという頃だった 「体調がおかしい」 そういうかみさんは電車で大きな町の病院へと出かけてきた 帰って...
僕らの家があるところは国道からはすぐのところだったが、一番近い駅である「清里」まで直線で約3キロ、それも行きはずうっと標高差約200mの登り...